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水銹
ふりがな文庫
“水銹”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みさび
60.0%
みずさび
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みさび
(逆引き)
洛外
(
らくがい
)
嵯峨
(
さが
)
の大沢の池の月——
水銹
(
みさび
)
にくもる月影は青かったが、もっと暗かった。嵐山の温泉に行った夜の、
保津川
(
ほづがわ
)
の舟に見たのは、青かったが、もっと白かった。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
が、その狭い通りを一
ト
足そのうちの門のなかへ入ると、驚くほど広い庭の、木の繁った築山があり、
水銹
(
みさび
)
の浮いた大きな池があり、その池をめぐって、ほうぼうに手丈夫な座敷が出来ていた。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
水銹(みさび)の例文をもっと
(3作品)
見る
みずさび
(逆引き)
堤の北は
藻隠
(
もがく
)
れに
鮒
(
ふな
)
の住む川で、堤の南は一面の田、紫雲英が
花毛氈
(
はなもうせん
)
を敷き、其の
絶間
(
たえま
)
〻〻
(
たえま
)
には
水銹
(
みずさび
)
が
茜色
(
あかねいろ
)
の
水蓋
(
みずぶた
)
をして居た。行く程に馬上の士官が来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
青森
(
あおもり
)
あたりだとききました、
越中
(
えっちゅう
)
から出る薬売りが、
蓴菜
(
じゅんさい
)
が
一
(
いっ
)
ぱい浮いて、まっ
蒼
(
さお
)
に
水銹
(
みずさび
)
の深い湖のほとりで
午寐
(
ひるね
)
をしていると、急に水の中へ沈んでゆくような
心地
(
こころもち
)
がしだしたので
糸繰沼
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
水銹(みずさび)の例文をもっと
(2作品)
見る
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
銹
漢検1級
部首:⾦
15画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶
“水銹”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
久保田万太郎
長谷川時雨
薄田泣菫