トップ
>
二条
>
ふたすぢ
ふりがな文庫
“
二条
(
ふたすぢ
)” の例文
旧字:
二條
しかるに
初雪
(
しよせつ
)
の
後
(
のち
)
十月のころまでにこの
二条
(
ふたすぢ
)
の
小流
(
こながれ
)
雪の
為
(
ため
)
に
降埋
(
ふりうめ
)
られ、流水は雪の下にあり、
故
(
ゆゑ
)
に
家毎
(
いへごと
)
に
汲
(
くむ
)
べき
程
(
ほど
)
に雪を
穿
(
うがち
)
て
水用
(
すゐよう
)
を弁ず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
東京朝日に出た『波の上』なども、新聞で毎日読んでは冗長なやうな気がするけれども、男女のもつれを
二条
(
ふたすぢ
)
はつきり出して見せたところは、凡手の及ぶ所ではない。
自他の融合
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
この四十二枚の胴片はその左右の脚を、夫々均等の間隔を保つて
二条
(
ふたすぢ
)
の糸でつなぎ合せるのだ。だから胴片は水平にひら/\とする。尾は、主に銀色で長く二つに岐れてゐる。
鱗雲
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
立
(
た
)
ちながら、すつと
白
(
しろ
)
い
裳
(
もすそ
)
が
真直
(
まつすぐ
)
に
立靡
(
たちなび
)
いて、
中
(
なか
)
ばでふくらみを
持
(
も
)
つて、
筋
(
すぢ
)
が
凹
(
くぼ
)
むやうに、
二条
(
ふたすぢ
)
に
分
(
わか
)
れようとして、
軟
(
やはらか
)
にまた
合
(
あ
)
つて、
颯
(
さつ
)
と
濃
(
こ
)
く
成
(
な
)
るのが、
肩
(
かた
)
に
見
(
み
)
え、
頸脚
(
えりあし
)
に
見
(
み
)
えた。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
俯
(
うつむ
)
ける梅子の頬には
二条
(
ふたすぢ
)
三条
(
みすぢ
)
、
鬢
(
びん
)
のほつれの只だ微動するを見る
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
条
常用漢字
小5
部首:⽊
7画
“二条”で始まる語句
二条殿
二条三条
二条良基
二条三門記