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『鱗雲』
ふりがな文庫
『
鱗雲
(
うろこぐも
)
』
百足凧——これは私達の幼時には毎年見物させられた珍らしくもなかつた凧である。当時は、大なり小なり大概の家にはこの百足の姿に擬した凧が大切に保存されてゐた。私の生家にも前代から持ち伝へられたといふ三間ばかりの長さのある百足凧があつた。この大き …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論 第四十二巻第三号」中央公論社、1927(昭和2)年3月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約42分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仕様
(
しかた
)
宛
(
づつ
)
惑
(
ま
)
何
(
な
)
反
(
かへ
)
切
(
しき
)
可怪
(
をか
)
落胆
(
がつかり
)
炎
(
も
)
二条
(
ふたすぢ
)
傘屋
(
からかさや
)
行衛
(
ゆくゑ
)
拵
(
こさ
)
蹣
(
よろ
)
蔵
(
しま
)
背後
(
うしろ
)
游
(
およ
)
浅猿
(
あさま
)
弥
(
いや
)
寄切
(
よぎ
)
光景
(
ありさま
)
余外
(
よけい
)