自他の融合と言ふことに就いて、文壇には猶ほ深く考へなければならないことが多いと思ふ。自己の心理をいかに他に発見し、又他の心理をいかに自己に発見するかといふことは、芸術の標準を上げる上に於て、最も必要なことである。一度自分で体感したものを、も …
| 著者 | 田山録弥 |
| 著者 | 田山花袋 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「太陽 第二十三巻第五号」1917(大正6)年4月27日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約18分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約29分(300文字/分) |