“後部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うしろ73.3%
こうぶ20.0%
リーヤ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、そうしている束髪の何とも言えない、後部うしろの、少し潰れたような黒々とした形を引入れられるように見入っていた。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
かろ服裝ふくさうせる船丁等ボーイらちうになつてけめぐり、たくましき骨格こつかくせる夥多あまた船員等せんゐんら自己おの持塲もちば/\にれつつくりて、後部こうぶ舷梯げんていすで引揚ひきあげられたり。
筥崎はこざきの踏切を出ると直ぐにダンマリで後部リーヤのスペヤタイヤの横にまわって、荷物を乗せるデッキの上に立っていたの。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)