後部こうぶ)” の例文
かろ服裝ふくさうせる船丁等ボーイらちうになつてけめぐり、たくましき骨格こつかくせる夥多あまた船員等せんゐんら自己おの持塲もちば/\にれつつくりて、後部こうぶ舷梯げんていすで引揚ひきあげられたり。
五個の土偶は何れも後頭部に多少たせうの膨らみ有り。第一、第二、第三の三個に於てはことに甚し。此の膨らみはうたがひも無く頭巾の後部こうぶを示せしものなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
川をわたってからやく二マイルのところがれい難所なんしょなのだ。機関士きかんしも、十分じゅうぶん速度そくどおとしはするが、後部こうぶのブレーキは、どうしてもまかなければならないことになっている。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)