“麦粉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むぎこ80.0%
ツアンバ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはちちおけを取りにうちへかけて行った。そしてうちの中にいるあいだにバターとたまご麦粉むぎこ食卓しょくたくが上にならべて、それから小屋までかけてもどった。
流沙るさの南の、やなぎかこまれた小さないずみで、私は、いった麦粉むぎこを水にといて、昼の食事しょくじをしておりました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
とそこへ、麦粉ツアンバ犛牛ヤクのバタを焼く礼拝のにおいがするので、みると、いまいた高僧ギクーをはじめ大勢が祈っている。私が、あの峰をなぜ拝むのかと訊くと、その高僧がつぎのように語ってくれた。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)