“むぎこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
麦粉80.0%
麦扱20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ようやく教えられた川端に着いた時はちょうど十一時頃でござりましたから、そこで麦粉むぎこを喰いましてそれから自分の穿いて居る履を脱ぎ股引も取ってしまいずっと裾を上まで捲り上げて
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
麦粉むぎこ、乾草を積んで東し西する荷馬車、また俵のうえに眠ってゆく少年。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
此方からも麦扱むぎこきを借りたり、饂飩粉を挽いてもらったり、豌豆えんどうや里芋を売ってもらったりした。おかみも小金こがねりに来たり張板をりに来たりした。其子供もよく遊びに来た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
君は余の不相変あいかわらずぼんやりして麦扱むぎこきをして居るのを見て、正気だと鑑定かんていをつけたと見え、来て見て安心したと云った。そうして此れから北海道の増毛ましげ病院長となって赴任する所だと云った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)