『マッチ売りの少女』
それはそれは寒い日でした。雪が降っていて、あたりはもう、暗くなりかけていました。その日は、一年のうちでいちばんおしまいの、おおみそかの晩でした。この寒くて、うす暗い夕ぐれの通りを、みすぼらしい身なりをした、年のいかない少女がひとり、帽子もか …
| 著者 | ハンス・クリスチャン・アンデルセン |
| 翻訳者 | 矢崎源九郎 |
| ジャンル | 文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約7分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約12分(300文字/分) |