“大喝一声”の読み方と例文
読み方割合
だいかついっせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大喝一声だいかついっせい、金博士は相手のあごをぐわーンと一撃やっつけた。とたんにあたりは大洪水だいこうずいとなったという暁の珍事ちんじであった。
今まで息を殺していた土方歳三が大喝一声だいかついっせいみずかさっと太刀を引き抜くと、いなごの如く十余人抜きつれて乗物を囲む。
大根おおねの気性がさっぱりしていたからであろう。なにかというとすぐ「馬鹿野郎。」と大喝一声だいかついっせいした。祖父はたいへん毛深いたちで、とりわけてひげが濃かった。すこし剃刀かみそりを怠ると恐い顔になる。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)