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こごえ
ふりがな文庫
“
小声
(
こごえ
)” の例文
旧字:
小聲
ふたりのものは
腰
(
こし
)
もかけないで、おまえが
口上
(
こうじょう
)
を
申
(
もう
)
してくれ、いやおまえがと、
小声
(
こごえ
)
に
押
(
お
)
し
合
(
あ
)
ってる。老人はもとより
気軽
(
きがる
)
な人だから
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
と、バーバラは、他の四人をずんと抜いて、私たちの間に入ってきたが、そのときあたりを
憚
(
はばか
)
るような
小声
(
こごえ
)
で
暗号音盤事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
こうやって、ぼんやり ひとりで、
小声
(
こごえ
)
でうたっていると、ふっと こんなことをおもいつきました。
うさぎと はりねずみ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
『
肺
(
はい
)
の
方
(
ほう
)
から
来
(
き
)
た
病人
(
びょうにん
)
なのですがな。』とハバトフは
小声
(
こごえ
)
で
云
(
い
)
うた。『や、
私
(
わたし
)
は
聴診器
(
ちょうしんき
)
を
忘
(
わす
)
れて
来
(
き
)
た、
直
(
す
)
ぐ
取
(
と
)
って
来
(
き
)
ますから、ちょっと
貴方
(
あなた
)
はここでお
待
(
ま
)
ち
下
(
くだ
)
さい。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「おれは
電信柱
(
でんしんばしら
)
だ。」と、
雲突
(
くもつ
)
くばかりの
大男
(
おおおとこ
)
は、
腰
(
こし
)
をかがめて
小声
(
こごえ
)
でいった。
電信柱と妙な男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
そしてキシさんは、太郎を部屋のすみにひっぱっていって、
小声
(
こごえ
)
で言いました。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ふたりは、しばらく、なにかささやきあっていましたが、やがて、小林少年が、
小声
(
こごえ
)
でさしずをしますと、十人の少年たちは、ちりぢりにわかれて、やみの中へ、姿をけしてしまいました。
鉄人Q
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
といいながら、
涙
(
なみだ
)
をこぼしました。
娘
(
むすめ
)
はうつむきながら、
小声
(
こごえ
)
で
松山鏡
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
どの
子供
(
こども
)
でもするように、彼もたえず
小声
(
こごえ
)
で
歌
(
うた
)
っていた。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
せまる宵闇にからんで、しっとりした
小声
(
こごえ
)
。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
丹羽昌仙がつぎに
小声
(
こごえ
)
で
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
アンドレイ、エヒミチは
体裁悪
(
きまりわる
)
く
思
(
おも
)
いながら、
聖像
(
せいぞう
)
に
接吻
(
せっぷん
)
した。ミハイル、アウエリヤヌイチは
唇
(
くちびる
)
を
突出
(
つきだ
)
して、
頭
(
あたま
)
を
振
(
ふ
)
りながら、またも
小声
(
こごえ
)
で
祈祷
(
きとう
)
して
涙
(
なみだ
)
を
流
(
なが
)
している。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ぼそぼそと、しばらくは
小声
(
こごえ
)
で話し合っているらしかったが、やがておキミは寝床から出て行って、あとには椋島一人が、何か考え悩んでいるものか、
転輾反側
(
てんてんはんそく
)
している様子だった。
国際殺人団の崩壊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「このじいさんは
人
(
ひと
)
さらいだよ。」と、三
人
(
にん
)
の
後方
(
うしろ
)
から
小声
(
こごえ
)
にいったものがありました。三
人
(
にん
)
はびっくりして
後
(
うし
)
ろの
方
(
ほう
)
を
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
くと、
空色
(
そらいろ
)
の
着物
(
きもの
)
をきた
子供
(
こども
)
が、どこからかついてきました。
空色の着物をきた子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、イワン、デミトリチは
小声
(
こごえ
)
で
云
(
い
)
って、
自分
(
じぶん
)
の
寐台
(
ねだい
)
の
上
(
うえ
)
に
坐
(
すわ
)
り
込
(
こ
)
む。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
と、
小声
(
こごえ
)
で
切
(
せつ
)
に
頼
(
たの
)
んだのでありました。すずめはさながらこの
依頼
(
たのみ
)
を
聞
(
き
)
き
分
(
わ
)
けたように、やがて
小声
(
こごえ
)
にないて、いずこへか
飛
(
と
)
び
去
(
さ
)
ってしまいました。するとほどなく
先生
(
せんせい
)
がこの
教場
(
きょうじょう
)
に
入
(
はい
)
ってきました。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
曾呂利本馬は、
小声
(
こごえ
)
で、ささやくようにいった。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
なにやら
小声
(
こごえ
)
で
女
(
おんな
)
はいっていました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“小声”の意味
《名詞》
小声(ショウセイ)
小さな声。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父