“空色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そらいろ94.1%
くうしよく5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くるひるごろ、正雄まさおさんは、海辺うみべへいってみますと、いつのまにやら、昨日きのう空色そらいろ着物きもの子供こどもがきていまして
海の少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
我はうちまもりつゝ彼等のなかをゆき、一の黄なる嚢の上に獅子のかほ姿態みぶりとをあらはせる空色そらいろをみき 五八—六〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
戸を明くれば、十六日の月桜のこずゑにあり。空色くうしよくあはくしてみどりかすみ、白雲はくうん団々だん/″\、月にちかきは銀の如く光り、遠きは綿の如くやわらかなり。
花月の夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)