電信柱と妙な男でんしんばしらとみょうなおとこ
ある町に一人の妙な男が住んでいた。昼間はちっとも外に出ない。友人が誘いにきても、けっして外へは出なかった。病気だとか、用事があるとかいって、出ずにへやの中へ閉じこもっていた。夜になって人が寝静まってから、独りでぶらぶら外を歩くのが好きであっ …
作品に特徴的な語句
じょう せい うえ おく さお なか 人通ひとどお はい 友人ゆうじん そと よる はじ 寝静ねしず 往来おうらい きゅう ぽん 盗賊とうぞく はな しず あたま 顔色かおいろ 一人ひとり 世間せけん 二人ふたり 二重ふたえ ひと 人々ひとびと つた ひく おれ 傷口きずぐち 危険きけん とも 同然どうぜん よろこ こま こえ おお 大口おおぐち 大男おおおとこ みょう ちい 小声こごえ 小男こおとこ 小言こごと 屋根やね 巡査じゅんさ 工夫くふう かえ あと おそ おも わる 承諾しょうだく おが 放免ほうめん 散歩さんぽ もと ひる 昼間ひるま 時分じぶん 時刻じこく 景色けしき つき ひがし ある みず いけ かわ ひと 用事ようじ もう おとこ まち 病気びょうき あと 白々しらじら わたし そら