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赤面
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せきめん
ふりがな文庫
“
赤面
(
せきめん
)” の例文
苺
(
いちご
)
の
色
(
いろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、
可笑
(
をか
)
しな罪の恥と
赤面
(
せきめん
)
、
苺
(
いちご
)
の色の
薔薇
(
ばら
)
の花、おまへの
上衣
(
うはぎ
)
を、ひとが
揉
(
も
)
みくちやにした、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
聞今さら何とも
陳
(
ちん
)
ずべき樣なく
赤面
(
せきめん
)
閉口
(
へいこう
)
なし甚だ恐れ入候旨答へければ大岡殿には
彌々
(
いよ/\
)
以て申
譯
(
わけ
)
なきやと申さるゝに三人口を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ああ
思慮
(
しりょ
)
、
知識
(
ちしき
)
、
解悟
(
かいご
)
、
哲学者
(
てつがくしゃ
)
の
自若
(
じじゃく
)
、それ
将
(
は
)
た
安
(
いずく
)
にか
在
(
あ
)
ると、
彼
(
かれ
)
はひたすらに
思
(
おも
)
うて、
慙
(
は
)
じて、
自
(
みずか
)
ら
赤面
(
せきめん
)
する。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そこは所内の通路の上で、雨ふりの日のために、
舗装道路
(
ほそうどうろ
)
になっていた。ぼくは
赤面
(
せきめん
)
した。もう何も考えまい。
もくねじ
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
何しろひどい貧乏人の子なので、
行儀作法
(
ぎょうぎさほう
)
も知らず、言葉なんかも
下卑
(
げす
)
っぽい言葉しか知らず、ほんに
赤面
(
せきめん
)
することがあるんですが、余り可哀相でしてね、つい引きとってやったんですよ
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
▼ もっと見る
平岡の話は
先刻
(
さつき
)
から深い感動を代助に与へてゐたが、突然此思はざる
問
(
とひ
)
に
来
(
き
)
た
時
(
とき
)
、代助はぐつと
詰
(
つま
)
つた。平岡の問は実に意表に、無邪気に、代助の
胸
(
むね
)
に
応
(
こた
)
へた。
彼
(
かれ
)
は
何時
(
いつ
)
になく
少
(
すこ
)
し
赤面
(
せきめん
)
して
俯向
(
うつむ
)
いた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
あゝ
思慮
(
しりよ
)
、
知識
(
ちしき
)
、
解悟
(
かいご
)
、
哲學者
(
てつがくしや
)
の
自若
(
じゝやく
)
、
夫
(
そ
)
れ
將
(
は
)
た
安
(
いづく
)
にか
在
(
あ
)
ると、
彼
(
かれ
)
は
只管
(
ひたすら
)
に
思
(
おも
)
ふて、
慙
(
は
)
ぢて、
自
(
みづか
)
ら
赤面
(
せきめん
)
する。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
貰
(
もら
)
ひしや
恥
(
はづか
)
しとて
隱
(
かく
)
すべからずと
懇切
(
ねんごろ
)
に
尋
(
たづ
)
ねられければ吉三郎
赤面
(
せきめん
)
しながら
仰
(
おほせ
)
の如く
相違
(
さうゐ
)
之
(
これ
)
なく候
猶
(
なほ
)
又
(
また
)
菊を御呼出しの
上
(
うへ
)
御尋
(
おんたづ
)
ね下さるべしと申に大岡殿
頓
(
やが
)
て同心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ただ、自分の頭の悪さに
赤面
(
せきめん
)
することは、しばしばあった。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
紅百合
(
べにゆり
)
、身の潔白を
失
(
なく
)
して
赤面
(
せきめん
)
した花、
世心
(
よごゝろ
)
づいた花。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
申なれば御武家
出
(
で
)
の事ゆゑ
浪人職
(
らうにんしよく
)
で劔術の道場を出すと云者か但し
手習師匠
(
てならひししやう
)
でもなされては如何と云に市之丞は
赤面
(
せきめん
)
の體にて
實
(
まこと
)
に
御恥
(
おはづ
)
かしき事なるが劔術は甚だ
未熟
(
みじゆく
)
竹刀
(
しなへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
院長
(
いんちょう
)
は
終
(
おわり
)
の
問
(
とい
)
には
赤面
(
せきめん
)
して。『いや、あれは
病人
(
びょうにん
)
です、しかし
面白
(
おもしろ
)
い
若者
(
わかもの
)
で。』と
答
(
こた
)
えた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
院長
(
ゐんちやう
)
は
終
(
をはり
)
の
問
(
とひ
)
には
赤面
(
せきめん
)
して。『いや、
那
(
あれ
)
は
病人
(
びやうにん
)
です、
然
(
しか
)
し
面白
(
おもしろ
)
い
若者
(
わかもの
)
で。』と
答
(
こた
)
へた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
院長
(
ゐんちやう
)
は
玄關
(
げんくわん
)
の
間
(
ま
)
で
外套
(
ぐわいたう
)
を
着
(
き
)
、
市役所
(
しやくしよ
)
の
門
(
もん
)
を
出
(
で
)
たが、
是
(
これ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
才能
(
さいのう
)
を
試驗
(
しけん
)
する
所
(
ところ
)
の
委員會
(
ゐゐんくわい
)
で
有
(
あ
)
つたと
初
(
はじ
)
めて
悟
(
さと
)
り、
自分
(
じぶん
)
に
懸
(
か
)
けられた
質問
(
しつもん
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
し、
一人
(
ひとり
)
自
(
みづか
)
ら
赤面
(
せきめん
)
し、一
生
(
しやう
)
の
中
(
うち
)
今
(
いま
)
初
(
はじ
)
めて
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
院長
(
いんちょう
)
は
玄関
(
げんかん
)
の
間
(
ま
)
で
外套
(
がいとう
)
を
着
(
き
)
、
市役所
(
しやくしょ
)
の
門
(
もん
)
を
出
(
で
)
たが、これは
自分
(
じぶん
)
の
才能
(
さいのう
)
を
試験
(
しけん
)
する
所
(
ところ
)
の
委員会
(
いいんかい
)
であったと
初
(
はじ
)
めて
悟
(
さと
)
り、
自分
(
じぶん
)
に
懸
(
か
)
けられた
質問
(
しつもん
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
し、
一人
(
ひとり
)
自
(
みずか
)
ら
赤面
(
せきめん
)
し、一
生
(
しょう
)
の
中
(
うち
)
今
(
いま
)
初
(
はじ
)
めて
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“赤面”の意味
《名詞》
赤面(せきめん)
感情が顔に出て赤くなること。
恥ずかしさのあまり顔を赤らめること。
(出典:Wiktionary)
“赤面”の解説
赤面(せきめん)は、人間の無意識な行為の一種で、他人と対話する際などに顔が紅潮してしまう現象をいう。対処法については、「赤面#対処法」を参照。
(出典:Wikipedia)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“赤面”で始まる語句
赤面狼狽
赤面美髯