“せきめん”の漢字の書き方と例文
語句割合
赤面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは所内の通路の上で、雨ふりの日のために、舗装道路ほそうどうろになっていた。ぼくは赤面せきめんした。もう何も考えまい。
もくねじ (新字新仮名) / 海野十三(著)
何しろひどい貧乏人の子なので、行儀作法ぎょうぎさほうも知らず、言葉なんかも下卑げすっぽい言葉しか知らず、ほんに赤面せきめんすることがあるんですが、余り可哀相でしてね、つい引きとってやったんですよ
平岡の話は先刻さつきから深い感動を代助に与へてゐたが、突然此思はざるとひとき、代助はぐつとつまつた。平岡の問は実に意表に、無邪気に、代助のむねこたへた。かれ何時いつになくすこ赤面せきめんして俯向うつむいた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)