“紅百合”の読み方と例文
読み方割合
べにゆり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白百合しらゆり紅百合べにゆり鳶尾草いちはつの花、信頼心しんらいしんの足りない若いものたちよりも、おまへたちのはうがわたしはすきだ、ほろんだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ゾラの小説は人物の描写とかく外部よりするかたむきうらみとす。フローベルが『マダム・ボワリー』。トルストイの『アンナ・カレニナ』。アナトール・フランスの『紅百合べにゆり』。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
百合がなかの紅百合べにゆりとしものたまふやをかし二人ふたりの君が子の母
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)