“こうめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウメン
語句割合
垢面33.3%
高免33.3%
黄面33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓬髪ほうはつ垢面こうめん——酒の香がぷんとただよう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかし保吉の心の中には道化どうけの服を着たラスコルニコフが一人、七八年たった今日こんにちもぬかるみの往来へひざまずいたまま、ひらに諸君の高免こうめんを請いたいと思っているのである。………
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
土人は、——あの黄面こうめん小人こびとよりも、まだしも黒ん坊がましかも知れない。しかしこれも大体の気質は、親しみ易いところがある。のみならず信徒も近頃では、何万かを数えるほどになった。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)