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老師
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ろうし
ふりがな文庫
“
老師
(
ろうし
)” の例文
「
老師
(
ろうし
)
が
相見
(
しょうけん
)
になるそうでございますから、御都合が
宜
(
よろ
)
しければ参りましょう」と云って、
丁寧
(
ていねい
)
に敷居の上に
膝
(
ひざ
)
を突いた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
なお
問
(
と
)
いたいことのいくつかを思いだし、あわただしくあとを追って、
老師
(
ろうし
)
! 老師! ——といくたびも声のかぎり呼んで見たけれど、もう
春影
(
しゅんえい
)
の
林間
(
りんかん
)
にそのうしろ姿はなく
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そりゃきみ、わかっているだろう」サミユル
老師
(
ろうし
)
は悲しい目つきをした。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
老師
(
ろうし
)
から
公案
(
こうあん
)
の出る事や、その公案に一生懸命
噛
(
かじ
)
りついて、朝も晩も昼も夜も噛りつづけに噛らなくてはいけない事やら、すべて今の宗助には心元なく見える
助言
(
じょごん
)
を与えた末
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“老師(
師家
)”の解説
師家(しけ)
師家(しけ)は禅宗で修行僧を指導する力量を具えた者をさす尊称。また、その資格。古くは一般に嗣法の師僧をさす呼び名だったが、現在では修行道場である僧堂を主宰し、悟達の修行僧に印可を与える資格を有する者をいう。老師(Rōshi)と尊称される。臨済宗では修行僧に公案を与え、その境涯を点検できるのは師家のみとされている。
上記の意味から転じて、武術の指導者のこと。必ずしも家元にあたる者を指すとは限らない。
(出典:Wikipedia)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“老”で始まる語句
老
老人
老爺
老婆
老耄
老舗
老獪
老母
老婢
老女