トップ
>
浪士
>
ろうし
ふりがな文庫
“
浪士
(
ろうし
)” の例文
こう云う風に、幾晩となく母が気を
揉
(
も
)
んで、
夜
(
よ
)
の目も寝ずに心配していた父は、とくの昔に
浪士
(
ろうし
)
のために殺されていたのである。
夢十夜
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いずれも江戸の方で
浪士
(
ろうし
)
の募集に応じ、尽忠報国をまっこうに振りかざし、京都の市中を騒がす
攘夷
(
じょうい
)
党の志士浪人に対抗して、幕府のために粉骨砕身しようという剣客ぞろいだ。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
この
年
(
とし
)
の三
月
(
がつ
)
三日
(
みっか
)
には、
桜田門外
(
さくらだもんがい
)
で、
水戸
(
みと
)
の
浪士
(
ろうし
)
(
主人
(
しゅじん
)
をもたないさむらい)が、
幕府
(
ばくふ
)
が
開国
(
かいこく
)
したことをおこって、そのせきにん
者
(
しゃ
)
である
大老
(
たいろう
)
の
井伊直弼
(
いいなおすけ
)
をおそうというじけんまでありました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「ご
浪士
(
ろうし
)
、ご浪士」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“浪士”の意味
《名詞》
浪士(ろうし)
自分が仕える家を去って禄を離れた武士。浪人。
(出典:Wiktionary)
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
“浪”で始まる語句
浪
浪花節
浪華
浪漫的
浪花
浪速
浪打際
浪漫
浪人
浪費