“井伊直弼”の読み方と例文
読み方割合
いいなおすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツイその数日前の或る新聞にも、「開国始末」でえんそそがれた井伊直弼いいなおすけの亡霊がお礼心に沼南夫人の孤閨こけい無聊ぶりょうを慰めに夜な夜な通うというようなくすぐったい記事が載っていた。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
そこで、大老たいろう井伊直弼いいなおすけは、自分じぶんだけのかんがえで、この条約じょうやくにはんをおしてしまいました。
うまこくといったのが天文方のまちがいで、午前十時の刻にまっくらになったというから、笑えないまちがいである。安藤対馬守あんどうつしまのかみはここで斬られ、井伊直弼いいなおすけは桜田門を入るとき駕籠かごの中で斬られた。
江戸の昔を偲ぶ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)