“際物師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きはものし50.0%
きわものし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家々の簷端のきばには、無數の椅子を並べて、善き場所はこゝぞと叫ぶ際物師きはものしあり。街を行く車は皆正しき往還の二列をなしたるが、これに乘れる人多くは假裝したり。
新智識の代言人の書生さん一家が、黒紋附きで、あるいはカンゼよりの羽織のひもで、あるいは古新聞で畳んだ十二煙草タバコ入れをもって、とりの町の際物師きわものしとなる。