“際物屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きわものや75.0%
きはものや25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己れは来年から際物屋きわものやに成つてお金をこしらへるがね、それを持つて買ひに行くのだと頓馬とんまを現はすに、洒落しやらくさい事を言つてゐらあそうすればお前はきつと振られるよ。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
前に書くのを忘れましたが、三丁目の大通りの角につるやという大きな際物屋きわものやがあります。春、凧と羽子板がすむと、すぐお雛さまにかかり、それがすむと五月人形にかかります。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
だけれど彼の子も華魁おいらんに成るのでは可憐さうだと下を向ひて正太の答ふるに、好いじやあ無いか華魁になれば、己れは來年から際物屋きはものやに成つてお金をこしらへるがね
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)