“食物屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たべものや75.0%
くいものや12.5%
くひものや12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それなら食物屋たべものやで座敷のあるやうな静なうちはないものかと歩き廻つてゐる中、いつか松竹座前の大通へ出てしまつたので、後戻りして別の方面へ出て見やうと
男ごゝろ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
前にもいう通り、橋の工事で広小路はふだんよりもさびれていたが、それでも食物屋くいものやのほかに、大道商人だいどうあきんどや大道易者の店も相当にならんでいた。
半七捕物帳:47 金の蝋燭 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
本所ほんじよでも名高い食物屋くひものや大抵たいていこの界隈かいわいに集つてゐたらしい。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)