“気競”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣競
読み方割合
きお76.9%
きおい15.4%
きそ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうよ」こものといに応じて一人の少年が気競きおって答えた。「うまく行きやあがった。風はねえけれど十軒は大丈夫だぜ」
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
とまっしぐらに立向った、火よりも赤き気競きおいの血相、猛然として躍り込むと、戸外おもては風で吹き散ったれ、壁の残った内はこもって、さっ黒煙くろけむり引包ひッつつむ。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
店の亭主が向顱巻むこうはちまき気競きそうから菊正宗のえいが一層はげしい。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)