“きおい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侠勇18.2%
侠気18.2%
気勢18.2%
気競18.2%
仕事師9.1%
9.1%
9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国手お抱えの車夫とあると、ちょいと聞きには侠勇きおいらしいが、いや、山育ちの自然生じねんじょう、大の浄土宗。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
氏神の祭礼に、東京で各町内、侠勇きおい御神輿おみこしかつぐとおなじように、金沢は、ひさしを越すほどのほろに、笛太鼓三味線さみせん囃子はやしを入れて、獅子を大練りに練って出ます。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……がらおちの相場師は、侠気きおいはあっても苦しい余りに、そちこち、玉子の黄味ぐらいまで形のついた。
唐桟揃とうざんぞろいの淡泊あっさりづくりに住吉張りの銀煙管おとなしきは、職人らしき侠気きおいの風の言語ものいい挙動そぶりに見えながら毫末すこしも下卑ぬ上品だち
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と一声高く、頭がちに一しつ。驚破すわと謂わば飛蒐とびかからんず、気勢きおい激しき軍夫等を一わたりずらりと見渡し、その眼を看護員に睨返ねめかえして、
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と一声高く、頭がちに一呵いっかしつ。驚破すわといはば飛蒐とびかからむず、気勢きおい激しき軍夫らを一わたりずらりと見渡し、その眼を看護員に睨返ねめかえして、
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とまっしぐらに立向った、火よりも赤き気競きおいの血相、猛然として躍り込むと、戸外おもては風で吹き散ったれ、壁の残った内はこもって、さっ黒煙くろけむり引包ひッつつむ。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おでん屋の屋台もかッと気競きおいが出て
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
詰めかけ始めた弥次馬連を草原内へ入れまいと、仕事師きおいが小者を率いて頑張っていた。
力は五人力有って、不死身で無鉄砲という危険けんのんな人で、始終喧嘩の仲人ちゅうにんをしたり、喧嘩をするので生疵なまきずの絶えない人ですが、親父が死んでから余程我も折れましたが、生れつきのきおいだから、斯ういう悪人を見ると我慢が出来ません
年寄りは、着々成功しかかる自分の計画の巧さに、我ながらきおい立ってますます元気よく朝から晩まで、馳けずりまわって働いていたのである。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)