“いさみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
11.1%
侠勇11.1%
侠男5.6%
勇健5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに気を得ていさみをなし、二人の書生は腕を叩きこぶしふるうて躍懸おどりかかれば、たれぬさきに、「あいつ、」「おいて。」と皆ばたばた。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「さてその八重梅だが情夫いろがあるそうだ。どうせ女の芸人のこと、あっちを引っかけこっちを引っかけ、あくどく稼ぐのはいいとしても、情夫を持つとは気が知れねえ」こう云ったのはいさみの兄さん。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
弥五郎という蝮酒屋の主人あるじ、年の頃は四十前後、一見侠勇いさみ仁態じんていである。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
巡査に取っては、魚河岸の侠男いさみが身を投げたよりは、年のわかい医学士と云う人間の、水に棄てたものは意外であった。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
江戸えど勇健いさみはだあや
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)