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いなせ
ふりがな文庫
“いなせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
侠
42.9%
稲瀬
14.3%
生粋
9.5%
鯔背
9.5%
侠気
4.8%
粋
4.8%
勇肌
4.8%
瀟洒
4.8%
競肌
4.8%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侠
(逆引き)
万一これが永い別れになるかも知れないと云って、水盃などをして、
刺青
(
ほりもの
)
だらけの
侠
(
いなせ
)
な兄いが、おい/\泣きながら川崎
辺
(
あたり
)
まで送られてまいり
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いなせ(侠)の例文をもっと
(9作品)
見る
稲瀬
(逆引き)
ホテルの
涼場
(
すずみば
)
の下を通って、
稲瀬
(
いなせ
)
川のそばまで行くと、別荘の屋根が見える。そこまで行って、女達は砂の上に腰を下した。
九月一日
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
いなせ(稲瀬)の例文をもっと
(3作品)
見る
生粋
(逆引き)
「
道理
(
どうれ
)
で
生粋
(
いなせ
)
だと思ったよ」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いなせ(生粋)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
鯔背
(逆引き)
小鰭の鮨売といえば、そのころは
鯔背
(
いなせ
)
の筆頭。
顎十郎捕物帳:22 小鰭の鮨
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
いなせ(鯔背)の例文をもっと
(2作品)
見る
侠気
(逆引き)
これは白魚河岸のほうの床屋の職人で、二十一になる銀吉という、目のキラリと光る
侠気
(
いなせ
)
な若い
仕
(
し
)
だった。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
侠気
(
いなせ
)
な若い仕の声がした。阿母がでていってみると、万八の若い仕だった。金太郎武蔵の旦那が御朋輩と年忘れにきておいでなさる、すぐ飛んできて貰いたいというのだった。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
いなせ(侠気)の例文をもっと
(1作品)
見る
粋
(逆引き)
黒斜子
(
くろななこ
)
に
丁子巴
(
ちょうじどもえ
)
の三つ紋の羽織、紺の無地献上博多の帯腰すっきりと、片手を懐に、
裄短
(
ゆきみじか
)
な袖を投げた風采は、丈高く
痩
(
や
)
せぎすな肌に
粋
(
いなせ
)
である。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巾狭
(
はばぜま
)
な
単衣
(
ひとえ
)
に三尺帯を尻下り、
粋
(
いなせ
)
な
奴
(
やっこ
)
を誰とかする、すなわち塾の(小使)で、怪! 怪! 怪! アバ大人を
掏損
(
すりそ
)
こねた、
万太
(
まんた
)
と云う
攫徒
(
すり
)
である。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いなせ(粋)の例文をもっと
(1作品)
見る
勇肌
(逆引き)
小粋なモーニングに山高帽、苦み走った一文字眉、剃立ての顎も青み渡った
勇肌
(
いなせ
)
な
哥兄
(
あにい
)
。恭々しく一礼すると
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
一文字眉の、眼差の鋭い
勇肌
(
いなせ
)
な
哥兄
(
あにい
)
。玄関の障子をガラリと引き開け、勝手へ駆け込む幸田の後ろ姿を見ると
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
いなせ(勇肌)の例文をもっと
(1作品)
見る
瀟洒
(逆引き)
何事や起こりたると、見物は白糸の
踵
(
あと
)
より、どろどろと乱れ出ずる
喧擾
(
ひしめき
)
に、くだんの男は振り返りぬ。白糸ははじめてその
面
(
おもて
)
を見るを得たり。渠は色白く
瀟洒
(
いなせ
)
なりき。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いなせ(瀟洒)の例文をもっと
(1作品)
見る
競肌
(逆引き)
娘も見送りながら
葭簀張
(
よしずっぱり
)
を出ようとすると、川崎道から参りましたのは相州東浦賀の名主役石井山三郎で、連れて参った男は西浦賀の
江戸屋半治
(
えどやはんじ
)
、ちょっと
競肌
(
いなせ
)
な男で
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いなせ(競肌)の例文をもっと
(1作品)
見る
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