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引包
ふりがな文庫
“引包”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひッつつ
46.7%
ひきつつ
13.3%
ひきつゝ
13.3%
ひっくる
6.7%
ひっつつ
6.7%
ひっつゝ
6.7%
ひつくる
6.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひッつつ
(逆引き)
ストンと溝へ落ちたような心持ちで、電車を下りると、大粒ではないが、
引包
(
ひッつつ
)
むように細かく
降懸
(
ふりかか
)
る雨を、
中折
(
なかおれ
)
で
弾
(
はじ
)
く精もない。
妖術
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引包(ひッつつ)の例文をもっと
(7作品)
見る
ひきつつ
(逆引き)
と
先
(
ま
)
ず口の
裏
(
うち
)
でいって見て、小首を傾けた。
杖
(
ステッキ
)
が邪魔なので
腕
(
かいな
)
の
処
(
ところ
)
へ
揺
(
ゆす
)
り上げて、
引包
(
ひきつつ
)
んだその
袖
(
そで
)
ともに腕組をした。菜種の
花道
(
はなみち
)
、幕の外の
引込
(
ひっこ
)
みには
引立
(
ひった
)
たない
野郎姿
(
やろうすがた
)
。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引包(ひきつつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひきつゝ
(逆引き)
唯
(
たゞ
)
さへ、
思
(
おも
)
ひ
掛
(
が
)
けない
人影
(
ひとかげ
)
であるのに、
又
(
また
)
其
(
そ
)
の
影
(
かげ
)
が、
星
(
ほし
)
のない
外面
(
とのも
)
の、
雨氣
(
あまけ
)
を
帶
(
お
)
びた、
雲
(
くも
)
に
染
(
にじ
)
んで、
屋根
(
やね
)
づたひに
茫
(
ばう
)
と
來
(
き
)
て、
此方
(
こなた
)
を
引包
(
ひきつゝ
)
むやうに
思
(
おも
)
はれる。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
引包(ひきつゝ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ひっくる
(逆引き)
そうそう藤村の
鹿
(
か
)
の子が可い。風月堂のかすてらも
悪
(
あ
)
しからず、
引包
(
ひっくる
)
めて二両ばかり買うが可い。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引包(ひっくる)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひっつつ
(逆引き)
「この煙とも霧とも
靄
(
もや
)
とも分らない
卍巴
(
まんじともえ
)
の中に、ただ一人、
薄
(
うっす
)
りとあなたのお姿を見ました時は、いきなり胸で
引包
(
ひっつつ
)
んで、抱いてあげたいと思いましたよ。」
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引包(ひっつつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひっつゝ
(逆引き)
といわれ、悪漢どもも相撲取だから力は強かろうが、剣術は知るめえから
引包
(
ひっつゝ
)
んで餓鬼諸共打ってしまえ、とまず四人ばかり
其処
(
そこ
)
へ出ましたが、怖いと見えまして
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
引包(ひっつゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひつくる
(逆引き)
私
(
わたし
)
などの
夜具
(
やぐ
)
は、むやみと
引張
(
ひつぱ
)
つたり、
被
(
かぶ
)
つたりだから、
胴中
(
どうなか
)
の
綿
(
わた
)
が
透切
(
すきぎ
)
れがして
寒
(
さむ
)
い、
裾
(
すそ
)
を
膝
(
ひざ
)
へ
引包
(
ひつくる
)
めて、
袖
(
そで
)
へ
頭
(
あたま
)
を
突込
(
つツこ
)
むで、こと/\
蟲
(
むし
)
の
形
(
かたち
)
に
成
(
な
)
るのに、この
女中
(
ぢよちう
)
は、また
妙
(
めう
)
な
道樂
(
だうらく
)
で
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
引包(ひつくる)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
包
常用漢字
小4
部首:⼓
5画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引包”のふりがなが多い著者
泉鏡花
三遊亭円朝
泉鏡太郎
夢野久作