“しらはた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シラハタ
語句割合
白旗92.3%
白幡7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やあ! 荘田さん! 懸賞金はやつぱり私のものですよ。到頭、先方で白旗しらはたを上げましたよ、はゝゝゝ。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
蛍雪舎は上野広小路ひろこうじに近い上野町の路地の奥にあった。行って見るとそこは新聞取次とりつぎ業をしているところで、「白旗しらはた新聞店」という看板がかかげられていた。
そこへ白幡しらはた二旒ふたながれ飛んで来て、そのこずえに懸った。鈴の音が天に響き、いろいろの光りが日に輝いたが、七日経つと天に昇って了った。見るもの聞く人、不思議の思いをなさないものはなかった。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)