“放浪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうろう62.5%
たび12.5%
うろつ12.5%
さすらい12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かぜは、こえひくく、「放浪ほうろううた」をうたいながら、うみほうをさしてってしまいました。あとで、太陽たいようあわれなをじっとながめたのであります。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ブリヂット そんなに長く放浪たびをしていてそんなに弱りもしないのは不思議だわねえ。
親の縁を手頼たよりに馬喰町の其地此地そちこち放浪うろついて働いていた。
それは全然まるで作物語つくりものがたりにでもありそうな事件であった。或冬の夕暮に、放浪さすらいの旅に疲れた一人の六部ろくぶが、そこへ一夜の宿を乞求めた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)