“此里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このさと60.0%
ここ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
 同御製に「なけばきゝきけばみやこのこひしきに此里このさとすぎよ山ほとゝぎす」▲こしみづうみ 蒲原かんばら郡にかたとよぶ処多し。里言りげんみづうみかたといふ。その大なるを福嶋潟ふくしまがたといふ、四方三里ばかり
親しかる心になりて此里このさとのまだかねつかぬ栗の実を買ふ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
だからお前さんさえ開閉あけたてを厳重に仕ておくれならア安心だが、お前さんも知ってるだろう此里ここはコソコソ泥棒や屑屋くずやの悪いやつ漂行うろうろするから油断も間際すきもなりや仕ない。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
あぶく銭を取ったって、人眼につき易い大場所の遊びはしめえと、そこを踏んで此里ここへ出張ったのが俺の白眼にらみよ。それが外れりゃあ、こちとら明日から十手を返上して海老床へ梳手すきてに弟子入りだ。