トップ
>
胡乱々々
>
うろうろ
ふりがな文庫
“
胡乱々々
(
うろうろ
)” の例文
旧字:
胡亂々々
又、此の屑屋が
興
(
きょう
)
がつた男で、
鉄砲笊
(
てっぽうざる
)
を
担
(
かつ
)
いだまゝ、落ちた
処
(
ところ
)
を
俯向
(
うつむ
)
いて、
篦鷺
(
へらさぎ
)
のやうに、竹の
箸
(
はし
)
で
其処等
(
そこら
)
を
突
(
つっ
)
つきながら、
胡乱々々
(
うろうろ
)
する。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
何の真似やら、おなじような、あたまから羽織を
引
(
ひっ
)
かぶった若い
衆
(
しゅ
)
が、溝を伝うて、二人、三人、
胡乱々々
(
うろうろ
)
する。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
米は鍵屋あって以来の上客を得た上に、当の
敵
(
あいて
)
の蔵屋の分二名まで取込んだ得意想うべく、わざと後を
圧
(
おさ
)
えて、
周章
(
あわ
)
てて
胡乱々々
(
うろうろ
)
する蔵屋の
女
(
むすめ
)
に、
上下
(
うえした
)
四人をこれ見よがし。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「強いて信じたくないとは願わんのです、紳士のために。なぜ、そんなら貴下は、その新聞包みを棄つるに際して、きょろきょろ
四辺
(
あたり
)
を
眗
(
みまわ
)
したり、
胡乱々々
(
うろうろ
)
往来
(
ゆきき
)
をしたんじゃね。」
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その姉さんは
貴方
(
あなた
)
、こないだから、昼間参りましたり、晩方来ましたりいたしましては、この辺を
胡乱々々
(
うろうろ
)
して、行ったり来たりしていたのでございますがね。今日は七日目でございます。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
と道は落着かず
胡乱々々
(
うろうろ
)
する。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
胡
漢検準1級
部首:⾁
9画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
々
3画
々
3画
“胡乱”で始まる語句
胡乱
胡乱胡乱