“張三”の読み方と例文
読み方割合
ちょうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてまた、ただちに檻車かんしゃの支度を命じ、宋江を、賊名鄆城虎うんじょうこ張三ちょうさんとして、州の奉行所のほうへ、差廻す手順にかかりだしていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
未荘の仕来しきたりでは、阿七あしち阿八はちを打つような事があっても、あるいは李四りし張三ちょうさんを打っても、そんなことは元より問題にならない。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
たださえ美人の婆惜ばしゃくが、その夜は、わけてもえんだった。宋江そうこう愛想あいそがいいのは当り前だが、張三ちょうさんへのりなしも並ならずこまやかだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)