打石斧だせきふ)” の例文
此邊このへんまではるのだ。迂路うろつきまわるのですでに三以上いじやうあるいたにかゝはらず、一かう疲勞ひらうせぬ。此時このときすで打石斧だせきふ十四五ほん二人ふたりひろつてた。
ひと打石斧だせきふかとつて、奇形きけいいのは踏付ふみつけたまゝくが。其打石斧そのだせきふだらうが、石槌せきつゐだらうが、んでもでも採集袋さいしふぶくろれねば承知しようち出來できぬ。
これはるから、打石斧だせきふおほあつめられたのである。玉川沿岸たまがはえんがんには打石斧だせきふおほい。其處そこ何處どこくのにもたくちか都合つがふい。
てども/\つてぬので、ハンマーをつて往還わうくわんをコツ/\穿うがち、打石斧だせきふうもれたのなど掘出ほりだしてたが、それでもない。仕方しかたいので此方こつち二人ふたりは、きへてらなかはいつた。
ちよい/\ねんに四五回位くわいくらゐは、ほか表面採集へうめんさいしふついでに立寄たちよつて、磨石斧ませきふ石劒折せきけんをれ打石斧だせきふ其他そのたひろつてたが、四十ねんぐわつ十四に、一人ひとり加瀬かせ駒岡こまをかから、此方こつち採集さいしふとき
打石斧だせきふ磨石斧ませきふ石鏃せきぞく把手とつて破片はへん土瓶どびんくち、そんなものは、どのくら數多かずおほ採集さいしふしたかれぬが、發掘はつくつをしてこといので、茶店ちやみせ息子むすこかいして、地主ぢぬし政右衞門まさうゑもんといふひと
其間そのうち正午ひるになつたので、一先ひとま座敷ざしき引揚ひきあげ、晝餐ちうさん饗應きやうおうけ、それからまた發掘はつくつかゝつたが、相變あひかはらず破片はへんくらゐやうやくそれでも鯨骨げいこつ一片ひとひらと、石槌いしづち打石斧だせきふ石皿いしざら破片はへんなど掘出ほりだした。