“銀斧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんふ50.0%
ぎんぷ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、驚いて見あげると、日月の旗、龍鳳りゅうほうはん黄羅こうらの傘を揺々ようようと張らせ、左右には、金瓜きんか銀斧ぎんふの近衛兵をしたがえた自称帝王の袁術えんじゅつが、黄金のよろいに身をかためて、傲然ごうぜんと見おろしていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その夜も曹操は、心中の煩乱はんらんに寝もやられず、深更、みずから銀斧ぎんぷを引っさげて、陣々の要害を見廻っていた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)