“龍鳳”の読み方と例文
読み方割合
りゅうほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
龍鳳りゅうほう日月の旗を中心に控えた有様は、まばゆきばかりの美しさと、天下を睥睨へいげいする威容をつくって、見事なものであった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あけの柱に彫られてある龍鳳りゅうほうもともにうそぶくかとあやしまれ、やがてたますだれのうちに、薫々くんくんたる神気がうごいて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
龍鳳りゅうほう日月五色の旗をなびかせ、白旄黄鉞はくぼうこうえつの勢威をつらね、その光は眼もくらむばかりであったし、広陵の河沿いから大小の湖には、無数の艨艟もうどうが燈火をいて
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)