“ぷ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伏59.4%
夫7.2%
振7.2%
風4.3%
俯4.3%
婦4.3%
腑4.3%
斧2.9%
符1.4%
刺1.4%
憤1.4%
降1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの若者(わかもの)は毎日(まいにち)つっ伏(ぷ)したきり、物(もの)も食(た)べずにいる様子(ようす)だが、あのまま置(お)いてかつえ死(じ)にに死(し)なれでもしたら、お寺(てら)の汚(けが)れになる。」
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「基督信者なら、尚更のことじゃないか? 基督信者は一夫(ぷ)一妻(さい)の筈だぜ」
人生正会員 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
これから、その母の話(はなし)というのを一つ二つ紹介(しょうかい)するが、僕は出来(でき)るだけ彼女の話しっ振(ぷ)りをそのまま伝(つた)えることにしよう。これがまた素敵(すてき)なのである。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
この界隈(かいわい)の、まだ全く未成熟な住民の気(き)ッ風(ぷ)にあわせて、その限りで納得の行くことをやってのければよかったのだ。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
どうしたはずみか、太夫(たゆう)の踊(おど)ってた足(あし)が、躓(つまず)いたようによろよろっとしたかと思(おも)うと、あッという間(ま)もなく、舞台(ぶたい)へまともに突(つ)ッ俯(ぷ)しちまったんだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
問『矢張(やは)り一夫(ぷ)一婦(ぷ)が規則(きそく)でございますか?』
「目違い致すな。江戸侍は気(き)ッ腑(ぷ)が違うわッ」
見れば、いま、中軍の一端から、霜毛馬(そうもうめ)にまたがって、白炎の如き一斧(ぷ)をひっさげ、顔良目がけて喚きかかった勇士がある。これなん曹操の寵士(ちょうし)で、また許都随一の勇名ある弱冠の徐晃(じょこう)だった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兎(と)に角(かく)三百符(ぷ)乃至(ないし)満貫(マンガン)近いものが出来ようとしている場合に、一人の面子が「ハイッ和り、二十二」と和っちまう。
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
人の銭函(ぜにばこ)へ手を入れたり自分のうちから予(あらかじ)め五百符(ぷ)をもって行ったりすることから、勘定のときに誰かがすくなく言ったようだったら自分の分は勘定しないで
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
親(おや)のげ食(か)あせんの惜(をし)いなんち野郎(やらう)は突(つ)つ刺(ぷ)したつて申(まを)し開(ひら)き立(た)つとも、俺(お)らだら立派(りつぱ)に立(た)てゝ見(み)せらな、卯平(うへい)確乎(しつかり)しろ、俺(お)らだら勘次等(かんじら)位(ぐれえ)なゝ又(また)うんち目(め)に逢(あ)あせらな
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あゝた野郎(やらう)なんざあ槍(やり)でゝも何(なん)でも突(つ)つ刺(ぷ)しつちあんでがすがね
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼は、厭な気がして憤(ぷ)つと横を向いた。すると、眼眦(まなじり)が薄ら甘く熱くなるのを感じた。
父を売る子 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
横(よこ)ッ降(ぷ)りにふりかかる雨(あめ)のしぶきも、今(いま)は他所(よそ)の出来事(できごと)でもあるように、まったく意中(いちゅう)にないらしかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)