“俯(ぷ)” の例文
と、やっと一段落ついたところでお春を部屋の外へ追いやり、そのままテーブルに突っ俯(ぷ)して心の衝撃の静まるのを待った。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
どうしたはずみか、太夫(たゆう)の踊(おど)ってた足(あし)が、躓(つまず)いたようによろよろっとしたかと思(おも)うと、あッという間(ま)もなく、舞台(ぶたい)へまともに突(つ)ッ俯(ぷ)しちまったんだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
余裕(よゆう)を示して、ボオトをランデングに附け、掛声(かけごえ)勇ましく、頭上高く差し上げたに引き替え、日本選手は決勝線に入ると同時に、精力全く尽き、クルウ全員ぐッたりとオォルの上に突っ俯(ぷ)し
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)