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風
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ふりがな文庫
“
風
(
ぷ
)” の例文
もうその時分には今松も、よほど上方というところに、上方の寄席のなかの
気
(
き
)
ッ
風
(
ぷ
)
というものに馴らされてきていた、よんどころなく。
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
この
界隈
(
かいわい
)
の、まだ全く未成熟な住民の
気
(
き
)
ッ
風
(
ぷ
)
にあわせて、その限りで納得の行くことをやってのければよかったのだ。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
ようし、それがどんな
気
(
き
)
ッ
風
(
ぷ
)
の女か知らないが、両国のお初が、どういう女か、長さんに、ひとつ、とっくり見て貰いましょう。あたしだって、身も軽いが、手足も動くんだ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
日ごろの
気
(
き
)
ッ
風
(
ぷ
)
として、金に目をかける女ではなし、どんな場合でも、あとへ引くような
性
(
たち
)
ではなし、結局は、何か、荒っぽいことになる外はないと思っていたのが、とうとう
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
身だしなみをする余裕もなければ、そういう環境でもなかった。俸禄は召しあげられ、武士は捨てさせられていた。名目は土民であった。
気
(
き
)
ッ
風
(
ぷ
)
だけには何百年来の習慣がこびりついていた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
“風”の意味
《名詞》
(かぜ)空気の流れ。
(かぜ)ある勢力の勢い
(フウ)風習。気風。慣習。雰囲気。
(フウ)風体。恰好。
(フウ)様子。ふり。
(フウ)性向。性格。傾向。きらい。
(フウ)体裁。聞こえ。
(フウ)様態。感じ。
(出典:Wiktionary)
“風”の解説
風(かぜ)とは、空気の流れのこと、流れる空気自体のこと、またはそれによる現象(ビル風など)のことである。
(出典:Wikipedia)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“風”を含む語句
風采
風俗
暴風
暴風雨
中風
南風
東風
風姿
風呂
北風
西風
手風琴
風習
疾風
旋風
風体
風呂敷包
颶風
風評
東南風
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