“風評”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわさ47.4%
うはさ15.8%
ふうひょう15.8%
ひやうばん5.3%
ひょうばん5.3%
さた5.3%
ふうひやう5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは上野介が浪士の復讐を恐れて、実子上杉弾正大弼綱憲だんじょうだいひつつなのりの別邸にかくまわれているというような風評うわさがあったからにほかならない。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
其様そんなことは先生に取つて少しも珍らしく無いのだ、此頃はひど風評うはさが立つてるんだ——山木の梅子さんて令嬢かた
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
捜査課長ともあろうものが、私立探偵の手を借りたなどという風評ふうひょうがたっては、田鍋警視ははなはだ困るのであった。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
院長ゐんちやうが六號室がうしつ足繁あしゝげ訪問はうもんしたとの風評ひやうばん
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
院長いんちょうが六号室ごうしつ足繁あししげ訪問ほうもんしたとの風評ひょうばん
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
シチーリアとアラーゴナの名譽ほまれの母なるわが美しきむすめのもとにゆき、世の風評さた違はばまことを告げよ 一一五—一一七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
木曾は愈〻勢ひに乘りて、明日あすにも都に押寄せんず風評ふうひやう、平家の人々は今は居ながらける心地もなく、りとて敵に向つて死する力もなし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)