“流言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうげん47.4%
るげん42.1%
りうげん10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
してみると、まんざら無根の流言りゅうげんとも云えないのであるが、伝兵衛は飽くまでもそれを否認していた。彼はこんなことまで云った。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「いやいや、味方の裏切りだ」などとたれがともない流言るげんが、寝ぼけまなこの兵のなだれを、いやが上にも吹き惑わせた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おもむき京山きやうざんの(蜘蛛くも絲卷いとまき)にえる。……諸葛武侯しよかつぶこう淮陰侯わいいんこうにあらざるものの、流言りうげん智慧ちゑは、いつものくらゐのところらしい。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)