“胆煎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きもい66.7%
きもいり22.2%
キモイリ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう云われて、彼も早速其の気になり、旦那の胆煎きもいりで到頭柳橋の太鼓持ちに弟子入りをしました。三平さんぺいと云う名は、其の時師匠から貰ったのです。
幇間 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
彼は山の手の同好者をあつめて「絵馬の会」というのを組織し、自分がその胆煎きもいりとなって毎年の春秋二季に大会を催すことにした。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
若中ワカナカに居た時から人望があつた者が、若い衆の胆煎キモイリをするので、其等の家が、年番に「宿」と称して、若い衆の集会所になつたものであつた。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)