“若中”の読み方と例文
読み方割合
ワカナカ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若中ワカナカに居た時から人望があつた者が、若い衆の胆煎キモイリをするので、其等の家が、年番に「宿」と称して、若い衆の集会所になつたものであつた。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其頃あつた若中ワカナカ(今は勿体らしく青年会)のだいがく、並びに西成郡勝間コツマ村・粉浜コハマ村・中河内の住道スンヂ村などで以前出した物には、天幕も鉾もなく露出して居つて
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
若中ワカナカのもの其他村々所用の物では、いづれも轂より八方に幾本となく放射した御祖師花オソシバナ(東京のふぢばな)の飾をかく称するのを見ると、後代紙花を棄て、輪を取りつけ天幕を吊りかけて
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)