“若連中”の読み方と例文
読み方割合
わかれんじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この茶店ちゃやの小さいに似合わぬ繁盛はんじょう、しかし餅ばかりでは上戸じょうごが困るとの若連中わかれんじゅう勧告すすめもありて、何はなくとも地酒じざけ一杯飲めるようにせしはツイ近ごろの事なりと。
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
中老などと子ども組ではいばっていても、若連中わかれんじゅうに入っては使い走り、だまって追いまわされていて一向に頭があがらない。かれらの側からいうと、ここでまた一回の努力がいるのである。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)