“きもいり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キモイリ
語句割合
肝煎84.2%
肝入10.5%
胆煎5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼に言わせると、享保以前までの彼の先祖はみな無給で庄屋を勤めて来たくらいで、村の肝煎きもいりとも百姓の親方とも呼ばれたものである。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
口惜くやしいのは、お嬢さんに団扇うちわあおがせた時がと言うと、あの鴨川めが肝入きもいりで、山河内の娘に見合をさせるのに、先生を呼んだ日だと謂いますわ。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「久しぶり、また汁講しるこうを催そう。このたびの世話役は、又四郎と林助に申しつける。近日のうちに廻状かいじょう、支度など、胆煎きもいりせい」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)