“楼門”のいろいろな読み方と例文
旧字:樓門
読み方割合
ろうもん77.8%
さんもん22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と快川(かいせん)は、伊那丸(いなまる)の落ちたのを見とどけてから、やおら、払子(ほっす)を衣(ころも)の袖(そで)にいだきながら、恵林寺(えりんじ)の楼門(ろうもん)へしずかにのぼっていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
芝増上寺(しばぞうじょうじ)の楼門(ろうもん)をしてかくの如く立派に見せようがためにはその門前なる広い松原が是非とも必要になって来るであろう。
三人がおもてへ出ると、楼門(さんもん)の向こうの町すじに、もう群衆がどよめいていた。風はやんだが、夕方が早く、暗くなりかけていた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
○五月、中村福助は養父の名を継ぎて五代目中村芝翫と改名し、歌舞伎座の中幕に「楼門(さんもん)」の石川五右衛門を勤む。
明治演劇年表 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)