“ろうもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
楼門100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はばひろ石段いしだん丹塗にぬり楼門ろうもんむらがるはとむれ、それからあのおおきなこぶだらけの銀杏いちょう老木ろうぼく……チラとこちらからのぞいた光景ありさまは、むかしとさしたる相違そういもないように見受みうけられました。
今に左甚五郎ひだりじんごろうが出て来て、吾輩の肖像を楼門ろうもんの柱にきざみ、日本のスタンランが好んで吾輩の似顔をカンヴァスの上にえがくようになったら、彼等鈍瞎漢どんかつかんは始めて自己の不明をずるであろう。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こう自ら先に、楼門ろうもんの方へ二、三歩、陽あしと往来を避けて立った。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)