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楼門
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さんもん
ふりがな文庫
“
楼門
(
さんもん
)” の例文
旧字:
樓門
三人がおもてへ出ると、
楼門
(
さんもん
)
の向こうの町すじに、もう群衆がどよめいていた。風はやんだが、夕方が早く、暗くなりかけていた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
○五月、中村福助は養父の名を継ぎて五代目中村芝翫と改名し、歌舞伎座の中幕に「
楼門
(
さんもん
)
」の石川五右衛門を勤む。
明治演劇年表
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ふたりは、
楼門
(
さんもん
)
からはいっていくために、まっすぐ金剛寺坂をおりて、いちおう金剛寺門前町の大通りへ出ようとしていた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
が、それはそのときのことにしようと決心して、はだしに高下駄を突っかけて金剛寺の
楼門
(
さんもん
)
を出た。微風が、お衣の袖にはらんで、一空さまは、
爽々
(
そうそう
)
と歩いて行った。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
楼
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“楼門”で始まる語句
楼門五三桐