“妓衆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいらん33.3%
こどもし33.3%
こどもしゅう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紺屋こうやじゃあねえから明後日あさってとはわせねえよ。うち妓衆おいらんたちから三ちょうばかり来てるはずだ、もうとっくに出来てるだろう、大急ぎだ。」
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一体十九日の紛失一件は、どうもくるわにこだわってるにちげえねえ。たたるのは妓衆こどもしなんだからね、少姐ねえさんなんざ、遊女おいらんじゃあなし、しかも廓内くるわうちに居るんじゃあねえから構うめえと思ってよ。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
少姐ねえさんの袖にすがりゃ、抱えられてる妓衆こどもしゅうの証文も、その場でけむになりかねないいきおいだけれど、そこが方便、内に居るお勝なんざ、よく知ってていうけれど、女郎衆なんという者は
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)