にかい)” の例文
旧字:
池の左、そこにある台榭だいしゃの東隣となった緑陰の中に小さなにかいが見えて、白い小さな女の顔があった。それは綺麗な眼のさめるような少女であった。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お嬢さんがにかいの上にいて、私を見て、おや綺麗な方だわと言ったのです、だからお嬢さんも私を知ってるはずです、そっとお嬢さんに遇って、そんなことがあったかないかを確かめたうえで
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)